イタリア万華鏡

イタリア好きのFrancescoが いろいろな面からイタリアという世界を展望します。

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アルケルメスっていうリキュール、知ってますか?

私の好きなイタリアのデザートにZuppa Inglese(ズッパ・イングレーゼ)というのがあります。

ズッパ・イングレーゼ


日本ではティラミスが一番有名だし、結構美味しいお店もあったりするんですが、ズッパ・イングレーゼの美味しいお店に、こちらではまだ出会っていないんです。

使われているリキュールのせいかな、なんて思ってもいます。

アルケルメスっていうリキュールを使うらしいんです。
法律の関係で、日本には輸入できないとか・・・。

フィレンツェのあの有名なサンタ・マリア・ノヴェッラ教会付属の薬局で1743年に生まれたものらしいんです。
イギリスの貴族の若者がイタリアに見聞を広めにきた18世紀の「グランド・ツアー」の際に、このデザートのスポンジケーキの部分に、アルケルメスをドバドバ使ってスープ状になったというのが、この「イギリス風のスープ」の由来らしいです。

池田律子さんの書いた『イタリアのおいしい旅』(阪急コミュニケーションズ 2003年)に載っていました。

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今、ネットで検索したら、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会付属の薬局のではないけれど、日本でも売ってますね。

ここで、
http://kanazawaumano.jp/liquor.html

サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局のアルケルメスが輸入できないのは、「臙脂虫(えんじむし)」の色素を使っているから、ということらしんですけど、ついさっき読み終わった本にアルケルメスの語源にも関わる次のようなことが書いてありました。

「ケルメスの赤
ケルメスは十五世紀頃までヨーロッパで使用された赤色、緋色の動物性染料である。ギリシャの哲学者テオフラストスがケルメスのこと「フェニキアの漿果」と称したと記されている。また別に「紫虫」という呼び名もあった。元来はパレスチナ付近の樫や柊などのブナ科の植物に寄生するコックス-イリシス(ケルメス)という雌虫を酢酸の蒸気で殺虫し、乾燥させたものから採取したものである。見掛けも同じように赤色染料として使用されたコチニール(臙脂虫---貝殻虫の一種らしいです。この部分は引用者補足)と似ているが、ケルメスの方がやや大きい形状をしている。含有成分はコチニールと同様のカーミン酸という赤色素である。」(城 一夫 『色彩博物館』 明現社 1994年 pp.105-106)

というわけで、ケルメスは臙脂虫とは違うかも知れませんね。
わかりませんが。
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Author:Francesco
ふとしたことからNHKTVイタリア語を学び始め、一年後にイタリアに二週間個人旅行をして、イタリアが好きになりました。さらに語学学校でイタリア語を習ったあと、一年間フィレンツェに住んだことがあります。その後も、仕事関係でたまにイタリアにいくようになりました。向こうで経験したこと、日本で本を読んだりして考えたことなどを綴っていこうと思います。

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